インドネシアのジャワ島を中心に行われる伝統的な人形芝居ワヤン。その人形をモチーフとしたペーパーナイフ。人形の顔や模様なども細かく描かれている。「ワヤンはテレビでもよく見ることができます」とのこと。
(ふれあい交流祭り・取材協力/マイケルさん)
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世界の珈琲いろいろ~インドネシア編~
Various Types of Coffee in the World
世界中で受け入れられ、それぞれの国の文化と結びついて、さまざまな飲み方をされているコーヒー。各国のコーヒー事情を聞いてみました。
インドネシアのコーヒー(コピ)はフィルターを使いません。細かく挽いたコーヒー豆を透明なグラスに入れてお湯を注いでかき混ぜ、コーヒーの粉が沈むのを待って、上澄みを飲みます。ミルクは入れず、砂糖だけたくさん入れます。みんな甘いのが好きですから。
グラスで飲むのが一般的ですが、ホテルなどではドリップされたコーヒーがコーヒーカップに入って出てきます。また、グラスにお皿でふたをしてひっくり返し、お皿に漏れ出てくるコーヒーを、お皿に直接口をつけて飲む飲み方もあります。
街では、自転車でコーヒーを売る人の姿を見ることができます。値段は1杯70円ぐらいで、ホテルのコーヒーの約10分の1です。
(ウンダさん/ica日本語教室学習者)
獣医学博士
ナヒドさんは夫の留学のため2014年3月に来日し、現在icaで日本語を学んでいます。バングラデシュでは獣医師として働いていました。
ナヒド ラフマンさん/バングラデシュ
どんな職場ですか?
私(Nahid Rahnan博士)は2009.11.22から2011.12.31まで、首都ダッカの近くのMymensinghにあったアメリカFAD(食品医薬品局)鳥類インフルエンザ技術ユニットで、HPAI(高病原鳥類インフルエンザ)アクティブ監視プログラムの特別獣医外科医として働いていました。その後、このアメリカとの共同プロジェクトはバングラデシュ政府に移管され、名前がAIPRP(鳥類インフルエンザ準備と対策プロジェクト)に変更されました。私は、この新プロジェクトでも引き続き2012.1から2013.2まで働いていました。
どんな動物を診ますか?
私は、鶏のスペシャリストです。
どんなことをしますか?
ここでの私の業務内容は、
・プロジェクトの担当地域での監視活動(モニタリング、病気の大発生後の監視、養鶏場そして鶏市場のリスク根拠監視)の実施。
・上級省への監視レポートの作成と提出。
・現場作業員により行われる臨床監視活動の監督。
・病気の研究、必要な場合は投薬、養鶏場での生物的安全対策の維持の援助
などでした。
仕事で最も大変なことは?
バングラデシュにおいて、特に女性にとって獣医は非常に挑戦的な仕事です。ほとんどの養鶏場は都市の外、しかもはるか遠くにあります。監視プロジェクトでの仕事を実施するには、これらの養鶏場の現場に出向き訪れる必要があります。私は、獣医としてこれらの養鶏場に行かなければならず、そこで動物に処置をしなければなりませんでした。
一人で養鶏場まで出かけますか?
たいてい私の下についている助手と一緒に行きます。助手は全部で男女合わせて9人いましたが、このメンバーで広範囲な3つの地区を常時カバーしなければならないのは大変なことでした。女性が外に出るのはとても危険です。特に夜は一人では歩けません。また、バングラでは日本と違って市場では生きている鶏を殺して売ります。病気に感染する危険性もあり、この仕事は女性にとってリスクが大きい仕事です。
やりがいを味わうときは?
バングラデシュでは交通渋滞が多く、そのため私の仕事は非常に困難ですが、同時に挑戦的なものでした。それ故、私は仕事から多くのことを学びました。これにより私は自信を高めるとともに、性別に関係なく誠実に働くようになりました。
(訳:鳥山明夫)
タナカ(ミャンマー)
ミャンマーの伝統的な化粧品「タナカ」。MUREAEXOTICA(日本名:ゲッキツ/ミカン科)の木を、水を少し入れた石のすり鉢ですりおろしたもの。顔や体に塗る。清涼感があり、日焼け止めやかゆみ止めとしての効果も。また香水がわりに香りを楽しみ、薬として子供が口にすることもある。写真のもので、約500円、女性一人が6ヶ月間使用できる量。子供と女性だけがタナカを塗り、大人の男性は使用しないとのこと。西洋的なメイクが一般的になった今も、多くの女性がファンデーションの上にタナカをうすく塗ったり、家の中で使ったりしているそう。
パキスタン?枕カバー
色彩豊かな生地にスパンコールがちりばめられた豪華な枕カバー。「パキスタンは昔から、装飾的な刺繍を施した布の美しさと多様性で有名で、刺繍は日常生活のいろいろなところで使われています。この手作りの枕は、パキスタンの農村部(特にシンド州)で作られる刺繍の良い例です。結婚式で飾られ、両親が自分の娘に贈るものです。文化や伝統だけでなく、パキスタンの農村部の女性の勤勉さと芸術性があらわれています。都市化が進み、生活様式も変化して、都市部では展示品として使用されるだけになっていますが、農村部では今も受け継がれています」(2013年ふれあい交流祭りにて/協力:Sarwaniさん)