教え方のヒント

中島透先生のにほんご教室ワンポイントアドバイス

しつもん … 「行く」の助詞として、「京都へ行く」は正しいが、「京都に行く」は誤りか。「喫茶店に入る」は正しく、「喫茶店へ入る」は誤りか。(松本)

アドバイス …

「行く」の助詞に関して、「へ」「に」の使い方が分かりにくいとの疑問を抱く方が多いようです。初級の場合「行く」は、まず方向を示す「へ」で統一して教えるといいです。この時点で教師は「どこに行きますか」などとは言わないように気をつけてください。次に目的を示す「に」(みんなの日本語の場合13課)を教えてから整理します。つまり「明日、梅田へ映画を見に行きます」のような例文ですね。ここで方向と目的がはっきりするとおもいます。「喫茶店に行きます」と普段何気なく言ってしまうのは、そこへコーヒーを飲みに行くという目的部分が略された文だと理解すればいいでしょう。 続きを読む 中島透先生のにほんご教室ワンポイントアドバイス

先生のお道具箱

いつもicaを賑わせてくれているのが日本語教室の指導者&学習者のみなさん。 今回は日本語教室でボランティア指導に奮闘している先生方の手づくりアイデア教材に注目。 「こんな教材つくってみました」の声を集めました。

 

文字カード

ica日本語指導ボランティア養成講座で教わった文字カードです。 それぞれの文字はどっちが上かを学習者自身に判断させるために紙は正方形。 補助線を引いて、よく似た文字の見分けをわかりやすくしています。(Oさん)

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