プチ移住 in Vancouver

Short living in Vancouver


ご夫婦でカナダのバンクーバーを訪れた葛城さん。旅行以上、居住未満の“プチ移住”体験記です。

レトロなバスがおしゃれ!
レトロなバスがおしゃれ!

葛城 肇

穏やかな海に囲まれ、緑が多く、とっても自然が豊か。「世界一暮らしやすい街」とも。その街、バンクーバー。
10月の中旬頃、一週間暮らした。このプチ移住、英語の話せない我々夫婦はお互いが頼り。そこは夫婦、阿吽の呼吸で乗り切ろう!と。旅の目的は“バンクーバー市民になりきろう!”そのため部屋は勿論キッチン付き。
入国審査はタッチパネルでごくごく簡単。通路が我々を導く。空港から入り江を渡って街の中心へ。沢山の高層ビル。海に浮かんでいるようだ。まさしく絵はがきで見たVancouver。
さて、チェックイン。暗記の英語でするも、相手の言葉は全く理解できず。待つこと30分。やっとの思いで部屋へ。部屋の準備が間に合わなかったらしい。お詫びにと、25ドルと中途半端な、意味不明の金額、29ドルと手書きされた2枚のホテル利用券。日本では考えられない。ツアーでは経験出来ない貴重な体験。
部屋へ入ってもう一度ビックリ。明るく広いリビングに、独立のベットルームとキッチン。それに21階の角部屋。メイン道路沿いのため片や市内一望。片や海が一望。まさしく高級マンションに引っ越したよう。感激、感激。

お世話になったスーパーマーケット
お世話になったスーパーマーケット

いよいよVancouver生活の始まり。翌朝は前日の緊張からか、目覚めたのは11時30分。雨だったが散策がてら近くのスーパーへ買い出しに。数日は歩いてあちこち巡ったが、そのうちシルバーの一日券を買い、電車とバスを乗り継いで2時間かけて、ツアーでは行かないような古い街へも。しかし、帰りのバス停が分からずウロウロ30分。来たバスを追いかけ飛び乗るも行き先が不安。妻曰く「ダメだったら戻ったらしまい」と。妻強し。

20171226131531740s
役に立たなかったお守りの虎の巻き

最後に一つ。乗った電車が発車するたびに「金城寺(きんじょーじ)・金城寺(キンジョージ)」と音声案内。降りる頃分かったが、実は「King George」行き。我々二人には「キング」のグが聞こえないらしい。度胸はついたが、ヒヤリングができれば数倍楽しめそう。まだまだ面白い体験てんこもりだが、文才が限られ、簡潔に紹介出来ないのが残念だ。
言葉は通じなくても何とか暮らせる。
“我が相棒となら!!”