Home visit
7月のホームビジットプログラムで2人の関西国際センター研修生を受け入れた森川さんは、もう1組のグループと合流し、日本料理店に行きました。
7月2日センターで、アンさん、カースティさんに出会い、和歌山城にでかけようとしていたところ、icaの会員の方と出会い、一緒にでかけることになりました。私の車は、7人が乗り、一躍にぎやかに。和歌山城を見学した後、庭園の美しい日本料理店に行きランチをとることになりました。
さて注文となったところ、一人の方が「私ベジタリアンなので、肉・魚はだめなんです」「えっ、じゃあ、カツオのお出汁とかは?」「それもダメ」「卵は?」「卵の形が残ってなかったらいいです」「じゃあ、お豆腐は大丈夫?」「何からできてるものですか?」「大豆からできてます」「じゃあ、大丈夫です」となったので、特別に、湯葉・豆腐・野菜サラダなどの特別メニューをくんでいただき、「何とか食べるものがあってよかった」と胸をなでおろしていたら、「醤油とお酢は苦手です。豆腐や湯葉はどうやって食べたらいいのですか」と聞かれ、絶句してしまいました。彼女はサラダ、野菜の天ぷらぐらいしか食べることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。「毎日何を食べてますか」と尋ねると、「お腹一杯になるのは、朝食だけ。パンにバターをつけてたくさん食べます。夜は、インスタントラーメンの麺にスパイスをかけて食べてます」。
つくづく、この世にはいろんな人がいるということを認識した日でした。(森川 安規子)