ラトビア~知人を訪ねる旅~

Visiting my friends in Latvia

1999年からica でホームステイやビジットを受けている北林さん。この数年はこれまでに受け入れた人々を訪ねる一人旅をしています。


 

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今回9月末からポーランド、リトアニア、ラトビアと3カ国7都市を訪問した。 ポーランドではショパン関連を、リトアニアでは杉原千畝関連を訪ねること、ラトビアでは8年前に外交官コースでセンターに来ていたリンダさんに会うことがメインだった。

ここではラトビアでの話を中心に伝えたい。リンダさんのホームビジットホストと会話パートナーをしたことから、ラトビアは一度は訪れたい国だったが、今回やっとその機会があり、ラトビアでのプランは彼女が考えてくれた。夕方リガに到着すると空港まで迎えに来てくれて、ホテルチェックイン後夕食へ。最近人気の現代風ラトビア料理レストランでシェフがパフォーマンスを交えながら出してくれた。ラトビアでも鰻を食べるそうで興味深く相伴した。蒲焼のようなものではなく目前でバーナーで炙り、ソースをかけてくれた。盛り付けも日本のフレンチのように少量で美しかった。
2日目はシグルダという町へピクニックに行った。森の中をハイキングし二つの城を巡った。帰りにサプライズで夕暮れのバルト海岸に連れて行ってくれた。広大な海に感動したが、小雨に気温2度と寒さにも驚き。
3日目は午前中リガ市内を見学した。リガはバルト三国では一番都会という感じだった。夜は待望のオペラ鑑賞。今まで何度も各国でオペラ座は見たが、オペラ鑑賞をしたことがなかったので大変楽しみだった。ドレスコードがあるので、服を着替えオペラ座に行くとドレスアップした人々が華やかな雰囲気を
醸し出していた。クロークでコート類を預け服装を整える。リンダさんの御祖父様はここのオーケストラの指揮者だったそうで、建物の中にその像があった。私達の席は3階の中央で、舞台からは遠いものの劇場全体が見渡せたのはよかった。演目は有名なマクベス。歌はイタリア語だがラトビア語と英語の字幕が出るので大筋はわかった。3幕あり幕間に休憩が入る。休憩室で食べ物を買える。私達はシャンデリアの下のテーブルでシャンパンとカナッペを食べ、ヨーロッパの雰囲気を満喫した。華麗な雰囲気や歌とオーケストラの迫力に魅了された3時間半だった。
4日目は午後帰国だったが、つい先日ホームビジットに来たリガに住む高校生が会いに来てくれ、少し話す時間が取れた。
こうして、友人のお陰で無事楽しく旅を終えたが、これらロシアやその影響を歴史的に受けてきた東欧の国では英語があまり通じないし、英語表示もほとんどない。道に迷ったときは英語をできる人を探すのに苦労した。日本でも同じようなことが言えるかもしれない。オリンピックを控え、日本でも最低英語表示はどんな場所でも必要だと実感した。